耐火工事屋さん: 2009年12月アーカイブ

今年の仕事は本日で終わりです。

8月10日より準備を開始して、9月11日に工事を契約させていただきました。

準備期間を経て、11月13日より工事に着手しました。

足場を組み立てたり、交通規制をしたりして今年の工事は12月22日に終了しました。

 

この4ヶ月間、いろんな場所に行き、いろんな方にお世話になりました。

交通規制では多くの方にご協力をいただいて大変感謝しています。

 

とかく土木工事で作られる構造物は、災害復旧ならばともかく、日常生活の中では本当にそれが必要なのかどうか、実感できないものが多くあります。

このブログを書いているとき、ときどきそのことが頭をよぎりました。

ここで読んでくれた方が、なんで工事で道路を渋滞させているんだろう、と少しでも考えてくれたら、とてもうれしいです。

 

さて来年、残りの工事を精一杯施工させていただいて、協力してくれた皆さんに少しでもよくなったと感じてもらえるようさらに努力していきたいと思います。

 

来年もよいお年を迎えられますように願っています。

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大事なもの

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静清バイパスの部分の今年完成したところの写真です。

唐瀬街道交差点の工事前です。(今年9月)

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同じ場所の工事完了後の写真です。(今年12月)

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一見大きな変化はありませんが、

薄緑色の橋げた上の管に耐火材を巻いて、銀色になっているところが工事したところです。

その交差点の西側です。

工事前。

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工事完了後。

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今度は千代田上土インターチェンジ上り線オンランプ部分、工事前です。

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工事完了後です。

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その交差点部分の工事前。

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工事完了後。

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どの写真もよく見ればわかりますが、普段何気に通行している方の何人が気づくかという程度の変化ですね。

 

見た目はほとんど変わりませんが、この情報BOX、火事に強いという大きな変化が生まれました。

これも土木の仕事です。

大事なものは表に出ない、ですね。

 

 

 

 

 

 

ただいま準備中

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ただいま来年の工事に向けて準備中です。

と、このあと実は文章を書いたのですが、さっきパソコンが固まってしまい、泣く泣く再起動しました。

今日は、これにて終了します。

明日またがんばります。

おじゃまんぼう

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 道路工事では道路の施設に工事で傷をつけないことに注意を払わなくてはなりません。

今回、この工事では高所作業車に接触防止の棒、"おじゃまんぼう"を取り付けました。

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 この黄色い棒がそうです。

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 この棒はゴムひもでぶら下げてあり、一番上には鈴が付いています。

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 手で押さえれば縮み、離せば戻ります。

そのとき鈴がなって運転者に当っていることを知らせるようにと思って作りました。

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 棒の下にはゴムひもと警戒用のピンクのリボン、反射テープをつけました。

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ところが、夜になって作業をしてみると、棒がすごく邪魔。

道路施設には当らないのですが、作業するのにもすごく邪魔になりました。

そこで、次の日すぐに棒を短くしました。 

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短くしても本来の役目は十分果たせます。 

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また、アームも接触する可能性があるので、その先端にも反射テープを張りました。 

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ここです。 

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夜になって作業中に確認すると、よく光って大変わかりやすい。

監視人が作業車のしたにいるので、もし接触しそうになったら運転者にすぐ知らせるというルールを作って作業を行いました。 

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実はおじゃまんぼうがあまりにも邪魔になったので、他の方法も考えてみました。

どうしたかというと作業台の手すりと柱にクッション材を取り付けてみました。 

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作業台の移動スピードはかなり遅いので、接触してもクッション材があれば傷がつかないのではないかという考えです。 

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クッション材をつけたあとに落下物防止用のネットを取り付けてあります。

さらに、反射材も取り付けました。

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この赤い部分が反射材です。

こちらはかなりシンプルな形にできました。

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かなり、動きが取りやすくなったと思います。

かといってそんなにスピードが変わるわけではありませんが、だいぶ作業しやすくなったと思います。

 

この道具が功を奏したかどうかはわかりませんが、結果的に接触事故はありませんでした。

しかし、いろいろ道具を作っては試してみましたが率直なところ、これといった決め手はないように思いました。

結局は作業者本人が、こころに余裕と緊張感をもって作業できるかどうかが、一番大切なのではないかと思います。

道具をいろいろ試してみたので、現場全体の安全に対する意識の向上には非常に役立ったと思います。

しかし、道具は使い方を守らなければ役には立たず、やはり最後は人の意識が安全作業の決め手になるのではないでしょうか。

これが一番むずかしいですね。

そのためにはまず机の上で考えているばかりでなく、現場に出て作業員ともっと話しをしたほうが、現場の安全につながるのではないかな、そう思いました。 

 

昨日までやっていた夜間工事では静清バイパスの4箇所に通行止めをお知らせする看板を立てていました。

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この2枚をセットにして4箇所に設置していました。

1日目の夜間工事を終えた次の朝、管轄の発注者に別件で電話したところ、看板がわかりにくいとの苦情があった、と担当の方から言われました。

 

通常この種類の看板は、交通規制を行う1週間前までに設置することとなっています。

また、所轄の警察署には事前に看板の設置箇所やその内容も含めた交通規制の許可をとります。

問題はないかと思ったのですが、もし看板が見えなかったために降りたい場所でバイパスから降りられなかった人がいては申し訳ありません。

看板の位置や枚数を変更するには、もう時間がありません。

今日の夜からまた通行止めを行うのです。

では、どうすればよいのか。

職場の仲間と相談し、照明で照らして明るくすればよく見えるようになるのではないかということになりました。

しかし、問題が。

現地には電源がありません。

また、センサーの付いていないものでは交通規制を始める前に電源を入れに行かなくてはならないのです。

道路わきに立っている看板は車で点検して回るのも夕方の渋滞時間帯では1時間弱架かってしまいます。

この辺に詳しい人ならわかると思いますが、下り線で降りてまたすぐ下り線で上れるインターが少ないんです。

つまり、目的地に行くためにはぐるっと迂回しなくてはならない場所が多いんですね。

まとめると、

スイッチを入れに行く時間がないので、センサー式あるいはタイマー式のものがよい。

電源がないので電池式か太陽電池のものがよい。

これらを条件にして業者に問い合わせたところ、乾電池式の暗さセンサー付きLED照明があるとのことでした。

これだ!

すぐに照明を手配、午後一番に看板の上に照明をつけました。

これがその照明です。

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つけるのに2時間ほどかかりました。

そして暗くなるのを待ちました。

9時半から規制なので8時には戻ってきたい。

 

夕方6時ころ、どの程度見やすくなっているか確認に行ってきました。

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うーん、まだ暗いなあ。

ということで懐中電灯をつけてみました。

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あ、これは目立つな。

しかし、今回は時間がなくて、LEDの照明を8枚の看板に取り付け、懐中電灯は1枚しかつけられませんでした。

実際どの程度見やすいか、交通規制時間内に看板設置場所の付近でバイパスを走行しながら確認してみました。

バイパス上には他の工事の看板も立っていますから、その他の看板と比較したところ、やはりうちの工事の看板は目立っていました。

でも、まだまだ暗いので今後なんかしら改良の余地はあると思います。

そのとき助手席から撮った写真です。

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やっぱり写りませんね。

実際見られた方、コメントいただければうれしいです。

次の日、最終日も新しい苦情はいただかなかったので、ある程度効果はあったのかとも思います。

 

しかも懐中電灯にはセンサーがないので明るくなってから現地に行きスイッチオフ。

 

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そして盗まれては困るので回収、夕方電池を交換した後再度設置してきました。

 

もっと明るくてよいものがあればいいのに。

今回の工事では夜間の交通規制がもうありませんが、また別の機会に工夫してみたいと思います。

 

追伸:

ちなみに他の照明として、園芸用のセンサー付き太陽電池式スポットライトも購入してみたのですが、充電時間が足りなくて夜になっても光りませんでした。ざんねん。

また、看板の文字が多いのも、内容がわかりにくい原因かも知れませんね。

しかし、文字を少なくして看板の枚数を多くすると、きっと他の工事の看板と混乱してよけいにわかりにくくなるかも。

それにしても、今回の工事では近所のホームセンターによく通いました。

広い売り場のどこになにが売っているか、だいたい把握してしまったなあ。

ひと区切り

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"静清バイパス千代田上土出口 夜間通行止め"による情報BOX耐火防護工事。

本日未明、無事に終了いたしました。

皆様ご協力ありがとうございました。

初日より苦情・問い合わせが2件ございました。

私たちはそれぞれに適宜対応させていただいたつもりです。

こちらに連絡していただいた方には、まず、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。

しかし、貴重な意見・指摘をいただき、そのおかげもあって工事が無事終了したのだと考えています。

本当にありがとうございました。

指摘していただいた事柄は道路工事だけでなくこれからの全ての工事に反映させていきたいと思っています。

これからも検討を重ね、より安全に、さらに皆様に迷惑をかけない工事を目指して努力したいと思っております。

 

 

今回私どもが担当する情報BOX耐火防護工事、当初3箇所の交通規制を予定していました。

この道路交通規制を伴う工事は昨日ですべて完了いたしました。

今は正直、ほっと一息です。

残るのは川の上で作業する場所。

こちらは検討事項が残っており、現在その問題を解決すべく調査と打ち合わせを進めています。

 

 

では、夕べの工事の様子をご覧ください。

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使用した高所作業車は高さ14.6mのもの2台、17.8mのもの1台の計3台です。

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手前の道路からバイパス側道、オフランプ、一番高いところがバイパス本線です。

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工事が進み高所作業車も徐々に移動していきます。

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残る最後の部分は作業車2台で作業しました。

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この現場は施工延長約445m。

その最後の部分です。

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最後の部分は現場にいたみんなが見守りました。

耐火防護完了です。

 

オンランプの夜間幅員減少。 2日間。

交差点交通規制 1日間。

側道右折レーン車線規制 3日間。

側道車線規制 1日間。

オフランプ夜間通行止め 3日

この場所での交通規制日数合計は10日間でした。 

みなさま、ご協力ありがとうございました。

 

今年9月時点での情報BOX。

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場所とアングルは違いますが、工事によりこのように変わりました。

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夜間工事が無事終わり、ほっとしています。

年内、私たちは工事を行う予定はありません。

今年使った資材や機械の片付けと来年に向けた準備をこれから行います。

 

情報BOX耐火防護工事、ひと区切り。

第2ステージの始まりです。

静と動

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昨晩より本日朝まで、千代田上土オフランプの閉鎖二日目、無事施工させていただきました。

やはり、バイパス本線上を走る車はそのスピードがとても速く、

現場にいた私にはさながら走る大きな弾丸です。

撮影した写真を後で見れば、まるでSF映画に出てくるレイザービームのようにも見えます。

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事務所に帰り暖かいストーブの横で今日撮影した写真をチェックすると、"きれいだなあ"と

単純に思ってしまいますが、現場にいるときはとんでもない。

とても一人では写真を撮りに行きたくありません。

走行する車両に背を向けて撮る訳ですから、車両の動向が確認できないからです。

写真を撮影するのに夢中で本線を走る車両にはねられる危険性があるため、交通誘導員に背後で警戒をしていただきながら写真撮影です。

 

これは規制先端での話し。

 

規制をかけている中では作業を行わなくてはならないため、いちいち交通誘導員に後ろを見張ってもらうわけにはいきません。

 

そのため、規制の中には規制車・クッションドラム等を配置します。

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規制車は電光掲示板を載せて、規制内容をお知らせしたり走行車両に注意を促したりする役割の車です。

クッションドラムとは円筒形の入れ物の中に重しをいれて万がいち一般車両が規制内に突入してきたとき、少しでもスピードを落とすため規制の中に置く障害物です。

 

その背後では十分安全な距離を置いて、作業者が作業を行います。

 

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規制車より一番遠くで作業をしていた17.8mの高さを持つ高所作業車。

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次に規制車に近い14.6mの高所作業車。

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一番規制車に近かった同じく14.6mの高所作業車。

ここから、規制車のある場所まで、100m程度離れています。

今回の交通規制はオフランプの閉鎖ですので、作業場所がどこであろうと規制車の位置はオフランプの入口になってしまいます。

そのため今回は規制車と作業場所の間に十分な距離をとることができたため、また隣に本線との高低差があったりして、作業場所では一般車両が衝突するような心配が少なく非常に安心感がありました。

いわば、静と動。

高所作業車は一度車を設置したら、作業の出来る範囲が終わるまで動きませんから、作業場所にいる私たちは非常に静かな環境にいます。

 

作業半径が限界になったようです。

作業台を移動させ、車両本体の決まった位置まで戻します。

写真は夜間の撮影用にシャッタースピードを遅らせているのですばやく動いているように見えますが、実際は1秒間で3cm程度動く位だと思います。

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そして、張り出したアウトリガーを格納し、次の作業場所へと10m程度移動しました。

 

本日も無事作業が終了しました。

バイパスを通行した皆さん、作業員、誘導員の皆さん、どうもありがとうございました。

 

事務所に帰ると今日はとてもいい天気らしく、東の山の向こうに富士山が見えました。

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小さいですが、中央の飛び出た部分が、富士山です。

夜明けの富士山は小さいけれど、とてもきれいでなんだか得した気分です。

 

バイパスを見るといつもどおりに車の走る音がします。

何事もなくふつうに一般車両が走行していることに感謝します。

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昨日の夜間工事の様子です。

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これはオフランプと側道の合流点。

 

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これはオフランプに入ってすぐのところ。

 

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これはバイパス本線とオフランプの分岐点。

工事自体は事故なく1日目予定分の数量を完了しました。

 

21:00から規制を行ったのですが、実は一部の方にお配りした工事のお知らせには21:30から翌日5:30までの規制と記載してしまっており、そのお知らせを受け取った方からお叱りを受けました。

おしらせ看板や、発注者・警察との打ち合わせ、関係機関への回覧物には21:00から翌6:00と記載していたのですが、こちらのミスで21:30までに通行すればよいと思われた方がいらっしゃる以上、その予定を変更できません。

本日より21:30~翌日の5:30の交通規制とさせていただきます。

申し訳ありませんでした。

これからは回覧物等、一般の方へのお知らせには特に注意を払ってこのようなことのない様に努めます。

 

また、工事看板の設置方法にも問い合わせをいただきました。

この工事場所の手前には要所要所に通行止めの予告看板をだしていますが、夜間ということもあり、よく見えないというご指摘をいただきましたので、本日看板に照明をつけさせていただきました。

少しは見やすくなると思いますが、私どもも今夜、実際走行してみてその効果を確かめたいと思っております。

 

他にも今日の昼間のうちに改善した点はいくつかあるのですが、それについてはまた後日ここに紹介させていただきたいと思います。

 

さて、今夜も無事工事が終わるように努力いたします。

またご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきたいと存じます。

今夜もがんばります。

 

準備完了。

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本日、21:00より静清バイパス千代田上土インターチェンジの上り線オフランプ(出口)で通行止めを行います。

予定は19日夜までですが、早く終われば規制は行いません。

ご通行の皆様にはご迷惑をおかけしますが、唐瀬インターチェンジで降りて側道を迂回願います。

 

現場は高所作業車、回転灯、トラチョッキ(夜間用の発光チョッキ)、照明機材などの点検を終え、20:30より朝礼を行うばかりです。

 

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今夜使用する高所作業車の3台です。

手前より最大高さ9.9m、14.6m、17.8mです。

場所によって使い分けます。

トラチョッキも使い分けます。

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交通誘導員は赤

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作業員は黄色

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現場監督は青にしました。

 

今夜は新しい道具も試します。

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この黄色の棒は橋桁などの上空障害物に当ると鈴がなるようになっています。

 

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簡単な仕掛けですが、効果を試してみます。

うまく行ったら詳細をまたここで紹介します。

では、そろそろ朝礼に行ってきます。

本日も安全作業で無事故を目指します。

 

 

 

 

 

 

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今年の10月21日

由比にある工事現場の橋の下で測量を行いました。

さて今日、12月14日

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ありゃ?!

ずいぶん砂がなくなっているではないですか?!

 

金曜日まではしっかりと砂がたまってましたから

これはきっとその夜の雨で流されてしまったのですね。

こんな風に大きくえぐられていました。

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ちなみにこの場所は後ろがすぐ海がなので、

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こんな気持ちのいい風景や

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こんな力強い波がすぐそこまで押し寄せています。

大潮のときはこの波が砂が積もらせ、干潮のときは雨でかさを増した川の水がその砂を押し流してしまうのでしょうね。

地面は生きているなあとあらためて実感した今日でした。

 

波の力と川の力でこんなに形が変わってしまうものなのですね。

これは別に自然災害ではないですが、もしひとたび自然の力が荒れ狂ったとすれば、

普段私たちの使っているパワーショベルなどは赤子同然でしょうか。

この巨大な力、何かに利用できないものですかね。

 

 

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来週15日火曜日~19日土曜日の夜9:00から朝6:00静清バイパス上り線千代田上土インターチェンジのオフランプ(出口)を閉鎖して情報BOXの耐火防護を行います。

15日~19日間の予定ですが、終わり次第規制は解除します。 

ご通行の皆様には大変ご不便をおかけしますが、なにとぞご理解の上協力のほどお願いいたします。

 

夜間のため交通量は少ないとはいえ、道路を一部通行止めにするため一般の交通に大きな影響を与えます。

実際、警察や国土交通省はできれば通行止めを避けたい思いが大変強く、施工業者としてもなるだけ通行止めは避けたい、したがって他の方法がないものか検討を行いました。

 

この工事を受注してしてまもない9月、まだ準備期間中であった私たちは道路を通行止めにせず作業ができないものか実験を行いました。

これがその実験の様子です。

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道路を通行止めにしないためには、道路以外のところから作業を行わなくてはなりません。

オフランプの隣、高架橋の下には国土交通省の所有する土地があり、現地はバイパス工事のための資材置き場となっていました。

この場所に高所作業車を設置して作業できないものか、当日の作業の様子を再現してみました。

 

この高所作業車はトラック型のブーム式でデッキタイプ。

この工事ではメインでしている高所作業車の形です。

ここで、高所作業車について少しウンチクを書きたいと思います。

 

高所作業車は大きく分けてクローラ型ホイール型があります。

クローラというよりキャタピラと言ったほうがわかりやすいかもしれません。

さらに作業台の広さによりバケットタイプ(人が二人乗って一杯)とデッキタイプ(人と荷物をあわせて最大1トン程度までOK)に分かれます。

また、作業台を移動させる方式によりブーム式垂直上昇式(シーザー式)があります。

 

特徴をまとめると・・・

<走行部分での区分>

トラック型:移動速度が大きい。公道を走れるトラックと工場内などで使う小さな車体(電動・エンジン両方あり)のものがある。

クローラ型:無限軌道とよばれるクローラーは悪路で威力を発揮する。

<作業台での区分>

バケットタイプ:作業台は狭い。作業車本体を移動させず、より遠く、より高いところで作業が出来る。電気工事でよく使われています。

デッキタイプ:作業台が広いので大勢の人、荷物を載せることが出来る。

<作業台の移動方法>

ブーム式:作業車本体を中心に作業台を360°色んな方向にもって行くことが出来る。つまり作業半径が大きい。

垂直上昇式:作業台は上下にしか動かないが、作業中機械自体が安定しているためある程度の高さであれば作業台をあげたまま走行できる。(ただしトンネル点検車はブーム式でデッキを上げたまま走行できます。)

 

今回この場所では、公道で作業することが多いので現場に搬入するのが簡単なホイール型(トラック型)を、そして耐火材をたくさん乗せられるデッキタイプ、さらに作業車を移動しなくても広い範囲で仕事の出来るブーム式をメインに使用しています。

一言で言うと、トラックマウント型ブーム式デッキタイプ。

・・・ほぼそのまんまですね。

 

さて実験の様子に戻ります。

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先ほどの写真の高所作業車のデッキを情報BOX(橋梁の下、写真の緑色の桁の左に少し見える)に近づけるとこれ以上上に作業台がいけないことがわかります。

この写真では少しわかりにくいかもしれませんので、2回目の実験の様子をご覧ください。

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なぜ上にいけないかというと、これ以上情報BOXに近づくには一度車道に作業台を出さなくてはいけないからです。

もちろんこの実験では作業台が車道に出る前にやめています。

隣を走る車のスピードが結構速くて、実は車道に出ていなくてもかなり怖かったのを覚えています。

 

結果的に、高架橋の下から作業するのはオフランプを通行する車両と、作業台やブームが接触する危険性が高いと判断して、断念しました。

そして私たちとしてはこの場所ではオフランプを通行止め(オフランプ閉鎖)することが最も安全な施工方法だという結論に達しました。

 

実験の目的はできれば通行止めを行わず作業が出来ないかを検証するためだったのですが、残念ながら逆の結果になってしまいました。

しかし、実際の機械で現地確認したことで、今後の作業計画を立てるのに非常に役に立ったと思います。

机の上で図面を書き、カタログの性能表の数値を頼りに計画を立てるのはコストもかからないし時間もかかりません。

でもそうやって立てた計画は現地で通用しないことが、意外と多くあるのです。

 

ちなみにこの実験、なぜ2回行ったかわかりますか?

 

写真を見ればわかりますが、高所作業車のブームの根元の位置がこの2台は違うのです。

1台目は車体前方に、2台目は車体後方に旋回する部分が着いています。

つまり作業できる範囲がこの2台は異なるのです。

結局両方ともだめでしたが・・・。

 

この実験の結果を私たちの客先である国土交通省に伝えたところ、それでも通行止めは認められないということで他にもいろいろ検討しました。

しかし最終的には工事の安全を確保することが一番大切だという考えでまとまり、オフランプの閉鎖が決まりました。

 

市民の皆様には工事には無関係の方々がほとんどですが、工事の安全のため仕方なく道路を通行止めすることをお許しいただきたく思います。

今回は大変長い文章になってしまいました。

 

当日の夜も決して事故を起こさないように細心の注意を払って作業を行います。

よろしくお願いします。

本日、苦情をいただきました。

いただいた内容は「誘導員が誘導を行っていない」というものでした。

本社に電話でいただいた内容がこの一言だけでした。

あとは掛けてこられた方が女性だったということ。

まず、ご迷惑をおかけしていること、お詫び申し上げます。

 

私はすぐに現場に出かけ、現地を確認しましたが私の見る限り、誘導員は的確に誘導を行っておりました。

現場の担当職員と誘導員に苦情があったことを伝え、一層決め細やかで的確な誘導をするように指示しました。

 

今日は南行き3車線、北行き2車線道路の1~2車線を工事のため順次、交通規制を掛けていきました。

ですので、朝の規制開始から時間を追うごとに機械や人は横へ移動。

苦情をいただいた規制のパターンはもう少しで終わることもあったので、そのままの形態で作業を行

いました。

 

もし、苦情を言っていただけるのなら、どこでどのようにしていたら、不便を受けたとできるだけ具体的に教えていただけませんでしょうか。

なまえはいっていただかなくても結構です。

そうすれば、現場で検討し、できることはすぐに対応します。

すぐできないことは何かしら対応をします。

 

 

対決

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前にも書きましたが、川を挟んで定食屋さんとラーメン屋さん。

どちらにも大変お世話になっています。

 

今日のお昼はどっちにしようかと、迷うのもこれがまた楽しみでして、

今回は勝手にサクラエビ対決させていただきました。

 

まずは東側の『めしや おふくろ亭』さんの"サクラエビかき揚げ定食風"。

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サクラエビのかき揚げを中心にご飯とお味噌汁、そして好きなおかずを二品。

締めて500円です。

サクラエビはてんぷらのヒゲ?が細く、食べた感触は軽くさくさく。

この日は鳥の照り煮込み(といっていいのか?)と葉物野菜と油揚げの煮物をトッピングしてみました。

ごはんをもう少し食べたくなって、おなかの出具合が気になり悩みましたが、結局おかわりしてしまいました。

昼から一生懸命仕事すればいいやと自分に言い訳。

風という意味は推測するに自分の好きなおかずを選んでもっと多くも少なくもできるということでしょうか。

 

次に西側の『まる玄ラーメン』さんの"サクラエビラーメン"。

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サクラエビのかき揚げがなんと2個付いてきます。

かき揚げには変わり塩が付いていて、塩で食べてもよし、ラーメンにいれて食べてもよし、お好みでどうぞということでした。

値段は1000円。

私は食べるのは初めてでしたのでひとつは塩で、もうひとつはラーメンに入れて食べました。

変わり塩も桜色でこれは何が入っているのでしょうか、少し香ばしかったかなと思います。

ラーメンにいれたほうは、かき揚げがラーメンのスープに負けない存在感で、ふやけてもまたその食感がとてもよく、こちらも大変おいしかったです。

 

いやあ由比の現場に赴任してよかったなあ。

今度はどちらのお店に行こうか、また楽しみができました。

 

 

 

 

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今日も千代田上土インターチェンジのところで交通規制をさせていただきました。

ご協力ありがとうございました。

この場所での昼間交通規制は今日で終了です。

残りは夜間工事で行います。

12月15日から19日の予定です。

ご迷惑をおかけしますが、安全作業で行いますのでよろしくお願いします。

 

ところで、当社は今日、別の場所でも作業を行いました。

静岡市由比のとあるところ。

国道の脇ですが・・・

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このように国道脇にはごみがたくさん捨てられています。

この近くに住んでいる人はやっぱり気分が悪いと思うんですよね。

ドライバーの皆さんは通り過ぎてしまうだけの土地だとは思いますが・・・。

 

工事をさせていただいていろいろ地元の方にはいつも迷惑を掛けているので、せめてもと思い掃除させていただきました。

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奥に見えるのは私たちの工事で使う資材です。

工事が終わり次第撤去します。

 

やっぱり汚いよりきれいなほうがいいですね。

タスキつないで

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本日、静岡県内は市町村対抗駅伝で盛り上がっておりますが、

私たちは今日も高所作業車で高いところにあがっておりました。

 

昨日まで交通規制させていただいた交差点、実は駅伝ルートのすぐそばだったんですね。

ですので今日はその場所での作業は中止し、別の現場で作業を行いました。

 

本日施工させていただいた場所の付近の住民の方にはご不便をおかけしたことと思います。

いつもありがとうございます。

おかげさまで作業は順調に進み、この場所での交通規制はあと1日で終わりそうです。

 

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今日は2台の高所作業車で作業を行いました。

狭い場所に高所作業車が2台。

運転手同士のコミュニケーションがとても大切になります。

その他監督や交通誘導員みんなの力が必要です。

 

安全という名前のタスキを仲間から仲間につないで行く。

そして今日から明日へ安全作業のタスキリレー。

現場全員、無事故無災害でゴール目指してがんばります!

今日は雨。

当現場は全ての工事で休工(工事が休みという意味)です。

こんな日は書類整理とか、安全設備のチェックとかを行います。

 

私も今日はいろいろやりたいことがあったのでチャンスと思っていたのですが、

・・・カゼを引いてしまいました。

昼から病院へ行って、午後は休ませていただきます。

熱はないので大丈夫だとは思いますが、インフルエンザだとまずいですから、念のため。

 

それにしてもちょうど雨が降って、むしろ幸運だったかもしれません。

でもきっとこの雨で予定していた作業が出来ずに困っている工事現場の方がたくさんいると思います。

明日からまたがんばりましょう。

 

明日はいい天気になるように願って、晴れた日の写真を載せます。

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由比川橋の現場から駿河湾を撮影しました。

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交差点の上。

銀色に光る円筒形の部分が耐火防護が完了した情報BOXです。

 

彼は一生のうちで再びこの場所にくることはないでしょう。

それだけにこの一瞬に手戻りがあってはなりません。

 

一期一会です。

 

 

家の軒先ならば野良猫でもいそうなスペースですけどね。

私たちの工事現場は国道沿いの各所です。

いろんなところがありますが、いつも困るのが車の駐車場所です。

道路上に駐車するのは交通規制が必要になるので、一般の車両に迷惑を掛けますし、ほんの短い間では返って危険になります。

そこで私たちはいつも行く先々で個人やお店の土地をお借りすることがしばしばあります。

短時間あるいは数日なので借地料などは払いません。

もし駐車場で営業しているところで長く借りるのであればそれもいいかもしれませんが、ほんの数時間、あるいは1日とかの場合は問題がない限りはお願いして車を駐車させてもらいます。

そんなあつかましい!、と思われるかもしれませんが、迷惑のかからない範囲であれば案外気持ちよく貸していただけたりするのです。

 

今回の工事でも由比地区の橋梁部分の工事で何箇所かそういった場所がありました。

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和瀬川橋の西側、由比港の船置き場。

漁協の方にお願いしたところ快く貸していただけました。

こちらは由比川橋の東側、めしやおふくろ亭の駐車場。

こちらも調査段階からもう何度か車を置かせてもらってます。

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ここから現場を見ると

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左側の橋が国道の由比川橋右側はJRです。

ここからだと現場まで歩いてすぐです。

そして今日、この反対側のお店にお願いしてきました。

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由比川橋の西側国道沿いのラーメン屋さん、まる玄ラーメンさんの駐車場です。

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いつもお客さんがいっぱいで駐車場も借りられるかな、と不安でしたが朝8時から9時ころまでという条件付でお願いしたら了解していただきました。

両方の店ともいつも繁盛しています。

私は両方とも実際に食べてみましたが、確かにおいしい。

しかも安い!

おふくろ亭さんは家庭料理でほぼ1品100円。

おなかいっぱい食べても500円程度で済んでしまいます。

まる玄ラーメンさんはしょうゆベースのスープが魚のダシがしっかりと出ていてこちらも大変おいしい。

ラーメン500円他メニュー多数です。(すみません600円だったかも・・・)

両方の店に共通しているのがサクラエビです。

サクラエビのかき揚げ関係のメニューが必ずあるんですね。

さすが由比です。

現場で仕事するものの特権でしょうか。

ごちそうさまでした。

 

ちなみにご飯を食べに行くときは必ず工事用のトラチョッキを着用していきます。

ちょっとあからさまで返って印象悪くしているかも。

 

ともかく、みなさまご協力ありがとうございます。

これからも営業の支障にならないように安全第一でがんばります。

 

 

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