昨晩より本日朝まで、千代田上土オフランプの閉鎖二日目、無事施工させていただきました。
やはり、バイパス本線上を走る車はそのスピードがとても速く、
現場にいた私にはさながら走る大きな弾丸です。
撮影した写真を後で見れば、まるでSF映画に出てくるレイザービームのようにも見えます。
事務所に帰り暖かいストーブの横で今日撮影した写真をチェックすると、"きれいだなあ"と
単純に思ってしまいますが、現場にいるときはとんでもない。
とても一人では写真を撮りに行きたくありません。
走行する車両に背を向けて撮る訳ですから、車両の動向が確認できないからです。
写真を撮影するのに夢中で本線を走る車両にはねられる危険性があるため、交通誘導員に背後で警戒をしていただきながら写真撮影です。
これは規制先端での話し。
規制をかけている中では作業を行わなくてはならないため、いちいち交通誘導員に後ろを見張ってもらうわけにはいきません。
そのため、規制の中には規制車・クッションドラム等を配置します。
規制車は電光掲示板を載せて、規制内容をお知らせしたり走行車両に注意を促したりする役割の車です。
クッションドラムとは円筒形の入れ物の中に重しをいれて万がいち一般車両が規制内に突入してきたとき、少しでもスピードを落とすため規制の中に置く障害物です。
その背後では十分安全な距離を置いて、作業者が作業を行います。
規制車より一番遠くで作業をしていた17.8mの高さを持つ高所作業車。
次に規制車に近い14.6mの高所作業車。
一番規制車に近かった同じく14.6mの高所作業車。
ここから、規制車のある場所まで、100m程度離れています。
今回の交通規制はオフランプの閉鎖ですので、作業場所がどこであろうと規制車の位置はオフランプの入口になってしまいます。
そのため今回は規制車と作業場所の間に十分な距離をとることができたため、また隣に本線との高低差があったりして、作業場所では一般車両が衝突するような心配が少なく非常に安心感がありました。
いわば、静と動。
高所作業車は一度車を設置したら、作業の出来る範囲が終わるまで動きませんから、作業場所にいる私たちは非常に静かな環境にいます。
作業半径が限界になったようです。
作業台を移動させ、車両本体の決まった位置まで戻します。
写真は夜間の撮影用にシャッタースピードを遅らせているのですばやく動いているように見えますが、実際は1秒間で3cm程度動く位だと思います。
そして、張り出したアウトリガーを格納し、次の作業場所へと10m程度移動しました。
本日も無事作業が終了しました。
バイパスを通行した皆さん、作業員、誘導員の皆さん、どうもありがとうございました。
事務所に帰ると今日はとてもいい天気らしく、東の山の向こうに富士山が見えました。
小さいですが、中央の飛び出た部分が、富士山です。
夜明けの富士山は小さいけれど、とてもきれいでなんだか得した気分です。
バイパスを見るといつもどおりに車の走る音がします。
何事もなくふつうに一般車両が走行していることに感謝します。