耐火防護完了しました!

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おかげさまで耐火防護工事、無事完了いたしました。

工事に協力していただいた皆さん、ありがとうございました。

最後のブログのアップから完成までの写真を見てください。

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橋桁の補修が終わったところの写真です。

色の変わっているところが悪いコンクリートを取り除いてモルタルで埋め戻した部分です。

こんな場所が今回の補修では485箇所ありました。

左に見える管が光ファイバーケーブルの入った情報BOXです。

 

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この情報BOXに耐火材を巻きつけます。

耐火材は繊維状のセラミックを厚さ5cm~1.3cmの反物にしたものです。

銀色に見えるのはアルミガラスクロスといってアルミで出来た布です。

 

 

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この耐火材に表面を保護するためのステンレス板を巻きつけます。

雨水が中に浸透しないように継ぎ目をシールします。

 

 

 

これで全ての情報BOX耐火防護が完了です。

作業のために設置した足場を撤去して全ての工事が完成です。

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約1ヶ月の間、お世話になった足場も仕事が終われば全て解体。

解体してしまえば、そこに何があったか、他の人が見ても知ることは出来ません。

足場は刹那な構造物ですね。

写真には耐火防護されグレードアップした情報BOXが見えています。

 

R0020542.JPGこれで全ての工事が完了しました。

今回の工事は静岡市の賤機山の付近から由比までの間で5箇所です。市街地、田んぼの中のバイパス、海岸地帯、さまざまな環境で工事を行いました。今回の工事では1箇所1箇所にこれまでより深く携わることができたように思います。

 

実は大河原建設は橋梁の情報BOX耐火防護、ここで記念すべき100箇所目になります。橋が100箇所あれば現地の条件は100通りあります。当たり前のことですが、その時々で工事の進め方を変えなくてはなりません。だから現地調査はなるだけ綿密に行います。そうやっているうちに普段なら車で通過してしまうただのバイパス、そんな場所にさえ愛着すら覚えてしまう。おかしいですね。

 

情報BOX、その中の光ファイバーケーブルを守る、つまりそこを使って行き来する情報を守る施設。正直一般の人にはほとんど認知されていない道路施設だと思いますが、これも大切なみんなの財産です。この財産を守るこの仕事に私たちは誇りを持って携わらせてもらいました。

この経験を今後も生かして、みなさんの役に立つ工事をさせていただきたいと思います。

 

さて、今私たちは何をしているかというと、工事の品質資料などをお客様(国土交通省)に最後にお渡しするため、事務所のなかで日々パソコンと書類のにらめっこです。これも大切な仕事ですね。

 

今日、由比の現場でサクラの花を見かけました。

あと10日ほどで満開になるでしょうか。

そのころには全ての業務が終わっていることと思います。逆に終わっていないとまずいのですが・・・。

みなさまの仕事や生活にもサクラサク、となりますように。

 

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このブログ記事について

このページは、耐火工事屋さんが2010年3月10日 18:49に書いたブログ記事です。

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