吊足場です。
青く見えるのはブルーシート。
取り壊したコンクリートの破片が外に飛び出さないように足場の全周をシートで覆いました。
また、シートで覆うことでとりこわしの際のホコリが外に出ないようにしています。
さらに、海からの塩水をシャットダウンすることが出来るので、取り壊しで露出した鉄筋に塩分が付着するのを防ぎます。
さらにさらに、冷たい外気が直接当らないので、取り壊しの後塗りつけるモルタルが冷えて強度が低下することを防ぎます。
ついでに多少の雨ならばこのシートで受けることが出来るので、雨の日でも工事が可能になります。
シートで覆うことでこんなにいろいろ便利なことが増えました。
外から見るとこんな形です。
左したのスキマはまだ組立て途中でしたので、まだスキマがあります。
海からの風や道路を走る車が起こす風はとても強くて、シートを破って巻き上げるかも知れません。
万が一シートが破れたときのためにシートの上にネットをかぶせました。
これで夜間や日曜日も安心して休めます。
しかし、問題がひとつ。
シートで囲ってしまったことで、足場の中は空気がよどんでしまい、コンクリートをとりこわすときに発生する粉塵がこもってしまうこと、これが大問題でした。
そこで、
20mにつき2箇所設置しています。
これでこの20m区間の空気は1分半程度で全て喚起できます。
ファンの出口には粉塵を捕まえるために、専用のフィルターをつけました。
白い筒状の物体がフィルターです。
実際作動させてみましたが、目に見える粉塵はそとに出ませんでした。
粉塵が足場全体に充満しないように20mに一箇所毛布による間仕切りをつけました。
これで取り壊し作業を行っている隣ではかなり粉塵が減りました。
さて、実際とりこわし作業を行ってみたところ、
これではまるで霧の中にいるようだ。
これではいかん。
何が問題か。
そうだ、空気の流れがないからだ。
別の送風機で新鮮な空気を供給してやればよいのではないか。
ということで、
これで
足場の中はかなり粉塵は少なくなっていることがわかります。
でも、いつものことながら、作業している皆さんには本当に感謝です。
皆さんよく我慢して作業しています。
この工事も無事、誰も怪我することなく終えることができるようにがんばらなければなりません。
この瞬間の足場の外の状況です。
少し白くなっていますか?
シートのスキマから少しもれているようです。
しかし、反対側では、
まったくホコリが舞っていません。
この日も青い空ときれいな海でした。
作業員のみなさん、大変ですがもう少しよろしくお願いします。